興福寺の「ひとり国宝展」(興福寺国宝館)

年明けて2018年1月2日の興福寺。
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右から五重塔、東金堂、そして左が宝物館。もともと宝物館は食堂(じきどう)のあった場所に建って
いるとのことで、佇まいもそんな雰囲気ですね。宝物館になっているからか、周りが駐車場でその辺だけは若干現代的なにおいがしますが。


今年のミュージアム初めは興福寺国宝館。宝物館ではない。
さて、中に入るとまずは鎮壇具や金剛力士立像が目に入ってきますが、さすがに興福寺、すべてが重文か国宝で、ここだけ見ているとこんなに国宝指定を乱発していいのかという気分になってまいります。
(興福寺の沿革を考えるとまぁそれもむなべるかな、ですが)
ちなみに、この国宝館、展示総数31点のうちで
【国宝】
中金堂鎮壇具
木造金剛力士立像(2体)
木造天燈鬼立像
木造龍燈鬼立像
木造千手観音菩薩立像
銅造灯籠
銅造灯籠火袋羽目
木造板彫十二神将像
銅造仏頭
銅造華原磬
脱活乾漆造十大弟子立像(現存6体すべて)
脱活乾漆造八部衆立像(8体すべて)
これだけの国宝が集まっているので、前言なにとぞご容赦いただきたいと・・・。
ひとつひとつに由来と美術的な見どころと宗教的な価値があるのですぐに時間がたってしまうのは覚悟されたほうがよいかと。
圧巻なのは、旧食堂ご本尊の千手観音像(高さ約3m)とそれを守るというか先払いするように置かれた十大弟子立像、対面に配置された八部衆立像、15体が一堂に会して見えるところでしょうか。
もっと端的に言えば千手観音像と対面する阿修羅像。
神々しささえ感じます。(仏なのに!)
さすが興福寺。
とはいえ、わたくし、阿修羅様もさることながら五部淨様のイケメンっぷりに驚いたのは秘密です。

2件のコメント

  1. おすすめありがとうございます。
    最近ちょっとドタバタしていて更新もままならないんですが、機会があったら読んでみたいと思います。

  2. 歴史探偵の気分になれる
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