どんどん潰されているというブログエントリで盛り上がっていたので古い小さな駅を見に行ってきた(桜井線編その2)

というわけで早くも2回目。三日坊主まであとこれを含めて2回(こらこら)。
前回が京終駅だったので…(こちらが前回)
どんどん潰されているというブログエントリで盛り上がっていたので古い小さな駅を見に行ってきた(桜井線編その1)
順当に行って、一つ南隣の帯解駅へ参ります。
[帯解] – [京終] – [奈良]
昭和時代のテツ本で「珍名駅」的な特集があると、あるカテゴリで必ず載る駅で、「乙女」「帯解」「万能倉」「三鷹」と並べたりして著者が悦に入るわけです。ひらがなで続けると「おとめおびとけまなぐらみたか」となりましてね、そこはかとなく昭和的エロを感じる、と、そういうことで少々有名ではありました。

とはいえ、この地名自体はご存知皇族の皆様方が安産祈願に参られる、由緒正しい「帯解寺」(駅から徒歩5分ほど?)に由来するもの(いや、地名が先か寺が先かは未調査)なので、昨今だと「そんな不謹慎とは何事」と言われそうなネタではあります。いやぁ、世知辛いですね。

帯解駅外観
帯解駅舎全景

駅前広場?はいちおう広く見えますが、この写真の手前1/4ぐらいは公道ですから、公道込みでぐるっと普通車が回転できるぐらい、といえば感じをつかんでいただけるでしょうか。ただし横幅はそこそこあります。
まぁ、京終でもそうだったんですが、桜井線は古い街道筋に沿って引かれているので(ここは詳しく書き出すとそれだけでネタになってしまうのであえて書きませんw)、バスどころか普通車さえ往来に苦心する道路にいきなり駅舎が出現する、という形になってしまいます。なので、列車以外で駅探索される方は(そんなんおるんかいな、というのは置いといて)バイクか軽自動車で行かれることをお勧めします。あ、もちろん、電車がベストですが。この先桜井駅までは、ひと駅ごとに30分ぐらいは軽く潰せる何かがありますので。
帯解駅舎内その1
向かって右手駅舎内の待合?室

駅舎内は位置関係が変わっているだけで、だだっ広い待合、ゴミ箱という構成は変わりません。ただ、この駅はベンチが少なくしかも独立してるので寝るには辛そうですね(その代わり広大な床がありますが)
この付近では一番先に無人駅になったのが帯解駅だったはずなので、他の駅に比べると少し荒れた感があります。ま、でもそれなりに手を入れているのは見えるので良しという感じでしょうか。
帯解駅舎内写真その2
改札と出札窓口跡

改札周りは、早くも「桜井線(というか王寺鉄道部?)共通様式」的なものが見え始めております。いちおう、これでもアーバンネットワークなる関西広域都市圏鉄道網の端くれなので広大な路線図が貼ってあります。改札上の案内は昭和の香り。
帯解駅改札から対向ホームを望む
対向ホームにも待合がある

天理教とかいう巨大組織(笑)のおかげで、本当は路線の規模感に見合わない駅構内なのですが(天理までの各駅は行き違い可能で、かつ12両編成が入れるようになっている!)、こうやって写真で切り取る限り、そんなことは微塵も感じないのが微笑ましいところです。
それなりに利用者も(少なくとも昔は…)ないことはない、という路線だったので対向ホームにも屋根付きの待合所があります。ちなみにこの帯解駅では屋根なしの跨線橋で向こう側に渡ります。
観光案内看板
観光というより探索案内。マニア向け。

いちおう観光路線なので各駅ごとに観光案内があります。しかしなかなか「知る人ぞ知る」「知らない人しか知らない」レベルのものが多くてマニア垂涎、しかし利用者増には?な感じでしょうか。町並み探索がお好きな人からすれば、各駅前の商店街の残骸、の方が趣があるかもしれません。

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