蕎麦呑み道楽<その8> 深大寺「一休庵」編

2018年9月某日。東京は雨だった。それも割と強めの。

東京にいながら深大寺に行ったこともないというのは蕎麦好きとしては耐えられない事態である。
これまでは「俺は十割、それも田舎蕎麦が好きだし」とか何とかわけのわからない理由で(自分を)ごまかして来たのだが、もう、そういうわけにもいかなくなって来た。

とはいえ、深大寺、そう簡単に行けるところではない。遠くはないのだが、京王線とJR中央線のちょうど間ぐらいのところにあって、バスを使わないとダメなのだ。
いや、ダメではないのだがこの雨では、といったところか。

まぁそんなわけで、昼頃に都心の某駅で同行者と待ち合わせて、京王線で調布へ向かう。
調布からは三鷹や吉祥寺方面へ行くバスなら使えそうなんだが、いまいち確実なところがわからない。念のため10分ぐらい待って(その間に同じ方向にバスが2本出て行ったのだが)、確実な系統のバスに乗った。

10分そこそこ乗って、中央道をくぐって「深大寺小学校前」で降りる。
降りるともうすでに参道感がある。

少し歩くと西側の参道の入口に入る、そこにもう蕎麦屋が見える。いわゆるお茶屋的な風情の店が多い。

まぁ、どこに入って食べて(呑んで?)もいいのだが、一応、十割蕎麦が食べられる店ということで、参道を反対側の端に近いところまで通り越して「一休庵」へ。店頭では蕎麦饅頭も売っている。

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外観同様、店内もなかなか風情があって、しかも木製の長椅子?が並んだお茶屋的スタイル。
入った時はそこそこ空いていたので窓側の眺めのよさそうな(とはいえ見えるのは水車だが)席に座った。窓上の額には古い絵巻みたいなものが飾ってあって、しげしげと眺めてしまう。

さて、肝心の蕎麦だが、ここは3種類ある。十割、二八、そして一休。一休は店名に引っ掛けたのか、それとも商品が店名になったのか定かではないが十割と二八の間、つまり九割蕎麦。
あまり聞かないがなかなか上手い商品だと思う。

なので一休、と言いたいところだが一休は限定でもう売り切れだということで、そして十割を探してここに来たので十割を。そして深大寺ビールと板わさと、後なんだっけ?きゅうりと昆布だっけ?そして写ってないがそば饅頭を頼んだ。

板わさはなかなかわさびの効きがよくてツーンとくる。そして美味い。ちびちびやりながら小腹を満たして蕎麦を腹に入れる準備をする。来ていきなり蕎麦を頼んでさっと出て行くのも粋だが、蕎麦屋で呑みだすとその流れにハマってしまう。

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そして締めに蕎麦。乗っているのは大根。大根が乗って大根おろしが入る大根づくしだが、薄く千切りにした大根がまた美味い。

ここの十割は見た目二八だが、いわゆる田舎蕎麦では殻も一緒に練るのを、ここの十割は蕎麦の実(削ったもの)だけで作るので白くなるらしい。適度な硬さのある二八、という感じがする。もちろん蕎麦感はある。これはこれでけっこう良い。

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蕎麦湯まできっちりいただいて出たときには少し雨が止んでいた。店頭で饅頭売場を通るとおばさんが試食しろという。店の中で食ったのだがありがたくいただくことにした。

そして深大寺に参る。おみくじは大吉だったが北のほうへの旅は避けろと出た。悩ましい。

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