中国地方弾丸青春18きっぷツアー2018・晩夏(4)

神の(寄る)辺と書いて「かんなべ」。
由来は調べてないし、駅の周りもそう珍しいものが見当たらないのでよくわからんのだが、「清音」から「神辺」というとなにか神々しいものに近づく気がする。

気がするだけだけどね。


とある事情で「横尾」という駅に見覚えがあるので駅名標を撮っておきたいのだが、福塩線ははじめてだし、この先が不通区間になっているのでこのまま福山に戻るわけにはいかない。

本来は代行バスに乗って塩町から三次に出るぐらいしたいところだが時間的には無理だろう。乗り鉄の中でも(そんな言葉があるかどうかは知らないけど)「車窓鉄」を自認する私としては、初めての場所に日が暮れてから行くのは気が進まない。いや、やりたくない。
そして、府中からの代行バスの時間がよくわからなかったこともあり、せめて開通した区間だけは乗っておこうと考えて、ひとまず逆方向、つまり府中行きに乗ることにした。

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見送るべき福山方面行きは結構混んでいた。府中行きで車窓が眺められるか少し不安になったが、ここまで来てそう考えていたのに戻るのも癪でそのまま府中行きを待った。

府中行きはさほど混んでなかった。それはいいのだが車両が105系だった。ロングシート・・・。
というわけで車窓の写真はない。
思ったより家の建て込む中を進み(別の105系が走ってる奈良県内の某路線より人口密度は高いのではないか・・)府中駅に到着。


もともと福塩線はこの府中までが電化区間で、日常的に運転系統が分かれるので、この先が不通だとしても先月の呉線の坂駅(そして翌日の山陽本線白市駅)ほどは「止まっている」感はない。このあたりは対象となる人数の問題もあるかもしれないが。

改札を出てこの先の代行バスの情報を探すが、出発時刻の目安はあっても到着予定等がないのでなかなか情報を得づらい。まぁ、この先の予定はオプションだったのであまり探すこともしない。

駅前に出るとロータリー右側の奥に観光バスが停まっていた。それが代行バスだった。近寄ると停車表示もある。数人の乗客が乗って発車を待っていた。

代行バスを確認できたところで駅舎側に戻り広場をひと眺めする。見渡した感じでは再開発されたような跡はない。塾なんかの看板は目立ってるがコンビニ・チェーン店のサインがないのが逆に目新しい。
正面奥になにやら案内表示があるのだが「備後府中年金事務所」への案内標識だった。なんで年金事務所単体の案内が目立つところに、というのが気になって(そして若干の仕事的興味もあったのと、食料品を何か仕入れておこうかというのも込みで)ちょっと見に行こうかと思った。

年金事務所へはロータリーの、バスがいたのと反対側の左側方向から行く案内だった。
傘なしでは若干辛い雨になってきたので折り畳み傘を出す。ロータリーを出たぐらいのところで代行バスが出て行った。
古い、そして若干取り残された感じの町並みを歩くが、業務系の建物が多いからか、雨だからか(それも強く降る予報だった)、人通りは少ないし空いてる店も少ない。

5分ぐらい歩いてGoogleMapで確認してみたが思ったより遠かった。
雨も強くなってきたし、諦めて戻る。


駅に戻って、先ほどきた列車の一本後に乗ろうとしたがそれも105系だった。
誰もいなかったので車内の写真を撮ってみた。後からワンマン改造したので運転室背後のスペースが盛大に余っている。

雨が強くなってきたので帰りも写真どころではなかった。それに居眠りしてたので横尾駅は気が付きさえしなかった(苦笑)


福山からは名物「ワンマン快速」で岡山へ戻る。
普通列車が車掌乗車なのに快速はワンマンなのは、快速停車駅には駅員がちゃんといて集改札の業務をやる必要がないからだろう。合理的な考え方ではある。

 

さて、またもや岡山なのだが、まだ18時前で、宿舎に直行するのは早い。晴れてれば路面電車だろうがあいにくまだ雨が強い。そして青春18きっぷなら追加費用がかからない・・・。

云々と考えてるうちになぜか瀬戸大橋を渡る人になっていた。
マリンライナー。もちろん車窓は望むべくもないが列車に乗っていられる、そして久しぶりに四国に渡るかというだけで乗ったようなものだ。30分に1本はあるから、すぐに帰ってこられるというのも都合が良かった。


高松は(もういうまでもないがやはり)雨だった。店ももう閉まりかけてるのでうどんは諦めて、構内の売店で夕食を仕込んで指定席を確保した。どうせ雨降りだから2階建車両の1階でも大して問題はない。

出発時間までに車両の写真を撮るだけ撮って、指定席を移動食卓にしながら岡山に戻ったのは22時近かった。

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