キュレーター、というとネット界隈では、ネットの向こうやこっち側でいろいろ拾ってきては、それをちぎってネットの向こう側に投げる人(表現が乱暴)、なんていう割と手垢のついた言葉ですが。
その意味でなく、ほら、その、本来的な意味での「キュレーション」もしくはそれをする人、という意味での「キュレーター」。
という枕は置いといて。
一昨日、とあるSNSで学生時代の友人が投稿していたポストに反応して(周りの動向に影響されやすい人なのでw)、行こうと決めて。
昨日、(夕方だけども)早速、荻窪駅に向かい(いや、隣の駅なんだから歩いていけよ、という気はしたものの暑かったので)北口から青梅街道を西に歩く。
(写真から南向き、WEBから徒歩10分だということまでは押さえていたものの)え、この辺じゃなかったっけ?というところまで歩いて、突然出てきたこの本屋。
お店の詳細はいくつかWEBで記事が上がっているので検索してもらうとして。
写真をよく見てもらうとわかる人もいるかと思うんですけど、棚の本の大きさが揃ってない。
てことは、よくある書店のように「本を大きさ(規格)では並べてない」。
本を入るだけ詰め込もうという意図もない(ような)ので、どの本をどう思って置いてるかが気になる。
見ているうちに気づく。
セレクトした本の並びを見て意図を確かめて、自分にとっての意味を考える。
というのは、
博物館や美術館で作品を眺めるのに似ている。
博物館や美術館での鑑賞はまず始めにテーマが提示されているのでそれを確認しながら、になるんだが、この本屋はまずそこから、ということで「探る楽しさ」がある。
そういう意味では、その分野を選択し、どんな本を並べて売るか、というのもキュレーションなのかもなぁ、と思うところ。
この本屋でいうと、雑誌がほとんどないのは当然として、旅行ガイド系がそれなりにあるのがちょっとびっくりしたところ。そうはいっても、その選択も一通りのものではなくて、あ、こんなガイドもあったんだ、というものが並んでいて発見がある。
この「奈良」編のおみやげに、なんと慈光院の石州麺が掲載されていたのには驚いた。
あと、気になったのは
もうタイトルですよ、これ。タイトル。本屋ザッピングの極み。手持ちがなかったので近々買うw
それから
すみません、これは装丁。既視感のある装丁だと思ったら、自然科学系の方にはおなじみの「森北出版」の本で、いや、ヨギの自叙伝までこの装丁なの?と驚いた次第。もうまんま森北。(教科書販売やってたことがあるもんで、なかなか懐かしい・・)
ということで。
一度は行って損はないかも。本が好きなら何か新しい発見がありそう。
で、買ったのはこれ。(新書マニアなのでねw)
今度はカフェにも行こう・・・。