投票は別れの言葉じゃなくて、再び会うまでの遠い約束。(小島慶子さん@新宿バスタ:2017/10/21)

来生たかおでも薬師丸ひろ子でもいいんですが、
「夢の途中」のメロディで歌ってください。
♪投票は別れの言葉じゃなくて
 再び選ぶまでの遠い約束
 現在(いま)を嘆いても
 胸を痛めても
 ほんの人生(ゆめ)の途中
なんてことを考えながら、
「あぁ、ずっと俺が言いたかったのはこれだ」と
思わず目から汗が滴り落ちてしまいました。
応援演説ですが、どちらかというと、有権者たる私たちが
他の有権者たるみなさんに向かってどう接するべきなのかを
教えてくれている動画です。
これ以上言うことはないのでこのままシェアです。
(大要<全部ではない>を動画の下に起こしています。ご参考に)
 
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=4o-CF3mc97k?rel=0&w=560&h=315]
こんばんは。小島慶子です。
ここになんで来たかというと、
自由にものが言える世の中であってほしいからです。
政治の話なんかして怖くないの?大丈夫?って、
いろんな人に言われました。
政治の話は怖くないよ。
政治の話は、どうやって生きていくかっていうことだから。

みんな、自分の人生、1回しか生きられない。
よく枝野さん、
「みんな違ってみんないい」っていうけど、
みんな違うんだよね。
だから、ここに来ている人たち、今は一緒だと思ってるけど
みんな困っていることは違う。
今日家に帰った時に最初に心配することはみんな違う。
夢もみんな違う。
今隣にいる人と今は仲良くできているけれど
意見が違うかもしれない
でもね、
違う意見の人がいっぺんにこうやって生きていける、
って豊かなことです。
どんなに、どんなにささやかで、
とるに足らないと言われたって、
私たち全員言っていいんです。
そしてそれが、もし、あなたとあなたの隣の人で違っても、
どうやったら一緒に生きていけるかを一緒に考える、
そういう場所が必要なんです。
今日ここに来ていない人がたくさんいます。
立憲民主党じゃない政党をを支持している人もたくさんいます。
政治にあんまり関わりたくない、
という人もたくさんいます。
選挙の話は好きじゃないという人もいます。
でも、そういう人たちと、選挙が終わったら、
私たちはまた一緒に暮らしていくんです。
あなたの隣に、前の家に、親戚の中に、LINEでいつも話す友達の中に、
あなたと意見の違うひとたちはいます
でも、違う意見が一緒に生きていけるということは
素晴らしいことなんです。
では、もし、もし私たちが、意見が違うからといって、
誰かがあなたの口を塞いだり、
みんな同じ一つの意見しか言ってはいけないとなったり、
全員がどんなに苦しくても辛くてもどんなに語りたい夢があっても
それを胸の中にしまっておかなくてはいけません、
という世の中になったら
一体誰が幸せなんでしょうか。
みんな違ってみんないい、
はとても大事だけどとても難しい。
もしそれを政治でやろうと思ったら、必ず、だれかが、
わたしが一番じゃないの?
みんな違ってみんないい、なら、
自分の意見を聞いてくれていいんじゃないの?
なんで私の話は最優先じゃないの?
おもってたのとちがった、期待してたのと違った。
必ずそういう意見が出ます。
みんな違ってみんないい、対話の場をもって政治に生かそう、
こんな難しいことはないんです。
それをやろうという人が今回現れました。
それをやろうという人が私たちに聞いてくれました。
 あなたたちが立憲民主党なんです。
 あなたのやりたいことはなんですか?
 困っていることはなんですか?
大事なのは立憲民主党を支持しなかった人に対しても、
今ここにいる私たちと考えが違う人に対しても、
同じ国民として私たちが分断しないで済むような
知恵を使ってくれる人です。
だから、選挙は明日で終わるのではありません。
何かのご縁でここに集まった私たちは、
これからも注文をつけ続けなくてはならない。
それから会話を続けなくちゃいけない。
意見の違う人と話をしてください。
今日ここに来なかった人と対話を続けてください。
そしてそれを、
国会の場で私たちに耳を傾けさせるように、
ちゃんと政治家に話しかけてください。
対話の場で、ちゃんと耳を傾けられた上で
そして説明を尽くして、ルールを守って、
そして決断をした時に、
異論が上がったらそれも正直に話して、
言葉を尽くして、
私たちのために働いてくれる人を国会に送り出しましょう。
今日家に帰ったら、誰かにこの話をしてください。
みんなでバラバラな私たちが、それでも一緒に、
嫌な思いをしないで、
安心して生きていける世の中を作っていけるように、
自分にやれることをやろうと、
帰ったら誰かに話してください。
これからも私は、文章を書いたりして、
自分の思ったことを言っていきます。
だからみんなも、
くだらないかな、とかカッコわるいかな、とか
どんどん思ったことを口にしましょう。
それは自信を持っていいんです。
あなたが思った本当のことなんです。
あなたの人生は、世界であなたしか生きていないから。
人の数だけ本当がある。
それをどんな人でも言えるようにしていきたいですよね。
みんなできることをやりましょう。
そして、忘れないでほしい。
自分と意見の違う人に出会ったら、その人を攻撃したり、
排斥したりするのではなく、耳を傾けて尋ねてみてください。
なんで私たちの意見と違うのだろう、って。
どうして一緒に生きていけるんだろう、って。
そして誰に怒るべきか。
それは、あなたに黙れと言う人に怒るべきなんです。
それが誰であっても、政治家であっても、
あなたの友達であっても、家族であっても
インターネット上で知り合った、顔の知らない人であっても、
あなたに黙れという人に対しては、
絶対に負けてはいけません。
でもね、
「えーっ、闘うのって怖いよなぁ」と思いますよね。
闘わなくていいんです。
言い続けるだけで。
だって、私が思ってることは、
どんな偉い人にも、賢い人にも、奪えないでしょう?
心の中に手を突っ込むことはできないでしょう?
だから私は言うんです。
それでいいんです。
思ったことを、言えばいい。
そして、その時、
必ず私たちと意見の違う人がいるはずですから、
尋ねてください
「あなたはなぜそう考えるの?」
政治はいろんな仕組みがあって、ルールがあって、
こういう、バラバラで、みんな違ってみんないい、というのは
私たちが平和にいきていくための知恵だと思うんです。
だからルールは守らなくてはならない。
ルールを破る人がいたら、「それはルール違反だ」と
言わなくてはならない。
それを、日常の中から、やりましょう。
「15歳の東京大空襲」という本の中で、
こう書いてあります。
戦争を防ぐためには、
普段の日常の中から目を積んでいかなければならない。
それはなんだと思います?
それは
「意見の違う人との話し合いをあきらめない」
ということです。
今日帰ったら、一人でも多くの人と今日のこの場の
話をしあってください、
そして尋ねてください。

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