津軽は端だが旅に立つ(8:リゾート乗りテツ|2)

さて(前日に続き)青森駅。

青森駅改札
青森駅改札。左上の表示がなくなっているのが寂しくもある。

駅にはついたものの、まだ南へ行くか西へ行くかで迷っていた。

一般ウケするのは絶対に南だ。なにせ「しらかみ」だから。そして俺も五能線には乗ったことがない。

かたや西は、というと見事なまでにテツ御用達感を漂わせている。なにせ、リゾート車両で1日がかりで「二大半島」、つまり下北と津軽、鉄道でいうと三厩と大湊を巡るというそれだけの列車なのだ。
「2大半島終着駅」表示
「2大半島終着駅」と言ってどれぐらい理解できるか、謎。

「リゾートしらかみ」の周りでは鉄子さんが撮影していたり、車内はパワスポ女子と思しき女性も乗り込んで賑やかだ。しかしその賑やかさが少々私を尻込みさせた。しかも通路側の席だったから、撮り鉄でもある私の気を萎えさせる。
いいのか、と思いつつ迷っているうちに時間が来た。
む・・・。諦めよう。
そして同じ穴のなんとか、の、華やかさも爽やかさも何もないが空いてて居心地だけは予想できる(分だけ楽な)選択をしてしまったのである。
 
ということで再び青森駅ホーム。2両編成の「リゾートあすなろ」。ハイブリッド車両である。
まぁ、もう行ったところのある場所に行くだけだし、1日中この車両に乗って青森県内をうろうろする(しかもJRだけで)、という話でしかないのでこれ以降は行程に比してあまり語ることはない(爆)
肝心の行程は
青森→三厩→青森→大湊→八戸
である。青森で1時間以上の停車があるし、三厩往復も大湊から八戸へも通常の運行で実績があるので、結局はそれを繋げて大仰にそれを売りにして列車名をつけただけ、とも言える。
ただ、そういうレア感がテツの心を掴んでしまうあたり、JRも商売が確実に上手くなっている、と感じるものはあるw
とかなんとか思いつつ写真を同じ穴のみなさまと撮っているうちに発車時間。

車内は空いている。窓際にも空席がある。2両なのに。(乗るものには快適だが)
旧青森車セ留置485系
お役目を終えたツワモノの皆様。お疲れさまである。

出発してしばらくすると右手に旧青森車両センターの線路が広がる。北海道新幹線の開通などで余剰になって廃車待ち?の485系が並んでいる。車内の皆様はそれを逃さずカメラに収められる。その後は青森市街(郊外)を淡々と進む。右手に青森湾の景色が広がるが残念ながら私の座席は左手で、いい景色なんだが、展望席に行って撮るほど私にとっては珍しいものでもない。
津軽二股駅
駅舎ではない。道の駅だ。

津軽二股駅でも車内に若干の動きがある。新幹線の「奥津軽いまべつ」駅と同じ場所なんだがまぁ、その落差というか、まだまだ新幹線としては新しい景色でもあるのでシャッター音が若干する。
津軽の空
津軽の空。晴れてよかった。

そうこうしているうちに、割とあっけなく三厩に到着。
三厩andあすなろ
こうやって見ると最果て感がまるでない。南欧のようだw

 

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