どんどん潰されているというブログエントリで盛り上がっていたので古い小さな駅を見に行ってきた(桜井線編その1)

さて、シリーズものにはめっぽう弱い私でありますが、無謀にもそのシリーズものでブログエントリを、などと思ったのは、表題の通り、某SNSで「日本の古い駅舎が平成に入ってから次々に壊されておる!けしからん!」的な話で少し盛り上がっていたからでして。
いろいろそのエントリに対して思うことはあったんですが、まぁそれよりは見て回ったものを上げていって自分が語ったほうが早いでしょ、的なノリで、GWに地元の駅をせっせとブラブラ回ったわけです(クルマで!!)。
ということで、まずは古小駅舎の保存具合の良好なJR桜井線の各駅から眺めてみたいと思います。
各駅あるいは路線の成り立ちについてはWikipedia等でお調べください(突き放しw)
この桜井線、現在は「万葉まほろば線」とかなんとかいう愛称もつき、一見観光路線として絶賛売り出し中に見えますが、実態は都市近郊で21世紀的近代化(路線の属する某会社的にいうと「アーバンネットワーク化」)から取り残された、非常に昭和の匂い漂うローカル近郊路線であります。
ただまぁ、日本屈指の知名度を誇る「山の辺の道」なる古道や各宗教施設(寺社のみにあらずw)が点在することから、ただの近郊路線にはない鄙びた側面も持ち合わせています。そのためか、開業当時あるいは古くからの施設が保存されているケースが多く、古小駅舎好きにはなかなか楽しめる路線でもあります。
 
まぁ、能書きはこれぐらいにして、駅舎を眺めてみます。起点は奈良駅ですが、これは少々社会派な論調とともにずっと後で取り上げる予定でおります(できるのか?w)
ということで、ひとえき南の京終駅に。
奈良の旧市街地の南端で、保線施設があったり、昔は某レコード会社のプレス工場が近傍にあったので構内は広いですが、駅前はそうでもありません…というか、後でも出てきますが、JR西日本の「使える土地は猫の額でも使う」という方針?のもと、駅前広場だった土地の何割かはコインパーキングとなっております。で、駅舎は外観はこれ。

京終駅外観
京終駅の外観

バリアフリー的にはなかなか優秀な、段差なしの玄関。ただし、車止めがあるのでポールの手前でクルマからは降りる必要があります。
色は淡くペンキが塗られていますが、数十年形態は変わっておりません。入り口には戸はなく、入ると…
京終駅内部その1
待合室的なスペース

左手は待合室。以前からあった、壁沿いの作り付け木製ベンチをうまく活用して整備してあります。ちゃっかり自社ブランドの自動販売機も置いてあります。20年ぐらい前はもっと汚かった覚えがあるので、いろいろあって整備をしたのでしょう。そういう意味では、まだ「古いものを費用をかけて維持しながら整備するに値する」だけの利用はあって、かつ「改築しないと人が流せないほどの老朽化あるいは利用者増ではない」という側面もあろうかと思われます。
学生の利用も多いのであれですな、夜は何時間もこの待合室でしゃべっているグループやカップルがいそうな気がします(笑)
京終駅内部その2
改札と旧駅務室

改札はこんな感じ。今列車の入っているホームは地下道を利用します。エスカレーターやエレベーターはありませんorz。右上にある液晶モニタは観光や利用の案内が流れていましたが、おそらく何かあった時には緊急情報等も流れるようにしてあると思われます。出札口跡は板塞ぎなので中はうかがい知れませんが、コミュニティセンターとか観光案内とかに使えるといいよねぇ、とはこういうのを見るたびに思います。(保線基地等はあったはずなので休憩所あるいは待機所になってるかもですが)
とりあえずこんなところでしょうか。
 

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