2014.04.06 春の○○祭り(その1)

旅のはじめはだいたいドタバタするもんですが、今回も例外でなく。
3月20日。
朝の時点では一度帰宅せずにそのまま出かけられるようにしたのだが、忘れ物があったのとひとっ風呂浴びたかったので、20時前に某団体の会議を終わった後に一度帰宅することにした。
…そして向かう越谷。
私から上の世代では、あるテクノ関連のネタで有名なところでもあり、そうであれば武蔵野線でなく東武線で向かうべきなのだが、時間もないので武蔵野線で。(しかし、武蔵野線の深夜は本数少ないくせに尋常でない混み方なので、吉川あたりまで増発してほしい気がする。だから武蔵野線には乗りたくない…)
武蔵野線南越谷駅で下車し、今後の日程を考慮してNewdays(コンビニ)で食材を仕入れ、改札を出る。
改札を出るともう、目の先には東武新越谷駅。そう、ニューこしがや。
とはいえ、駅前にホテル(笑)があるわけでもないので、広いとは言えない駅前広場を見渡せる位置でバスを待つ。
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バスは東北急行の山形行き3列車で、今日は2台。都内から延々と2時間以上走ってきているので既に怠惰な夜行バス独特の雰囲気が漂った中、「変な音たてて眠気を覚ますなよ、な?」という周りのプレッシャーと戦いながら寝る準備。
(==)zzzzzzz
翌朝(まだ明けてないが)、放送で起きるともう数分で米沢駅、というところだった。
着いたのは東口、近年整備したようで、設備は新しく、駅周辺はまだ空き地が多いように見えた。
しかし雪が降ったぐらいの話で、早朝5時、寒い。
待つ場所もなし。駅も寝ている。
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そういうときは散歩である。そう、そのために、10年選手のフィールドコートを実家から探して着てきたのだ。
(前回1月の釧路で脱着式ハーフでえらい目にあった、というのもある)
1時間ぐらいあるので、西口駅前から見える範囲でぐるっと回るとそこそこ時間がつぶせるだろうと思案。
それにしてもコンビニが見当たらないので、昨夜の食材調達が正解であることを知る。
駅から見て右手にデカい 平和堂 ヨークベニマル。
これをぐるっと回ると、なんか城下町らしいくねった町並みが広がっている。(でもだいたい鉄道は町外れに出来るもんだからここが元からの城下かどうかは知らん。)
OLYMPUS DIGITAL CAMERAもも太郎さんw
しかしなんだこのネーミングは。なんか米沢にゆかりがあるんだろうか。もも太郎さん。
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駅前徒歩5分とか10分のレベルなんだが、地方都市の車社会化をみる構図ではあるね、この車の並び。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA米沢駅(西口)
で、戻った頃には空も白んでいた。洋館風でなかなか凝ったつくりだが、そんなに古くない。新幹線直通以後の改築らしいので、それなりに経済力もあるんだなぁ(少なくとも建築時には)と思った。
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駅にももう入れたので、さっさとホームに上がって、新庄行き始発のボックス(2人がけ進行方向)を占拠。
途中ウトウトしつつ、山形近辺はかなり混んだので隣に人も座りでそれでもともかく新庄。
乗り換えに時間ないし、乗り換えた先はロングシートだし(空いてたけど)、で、やはり買い出しは無理。さっきの新庄行きのなかで早めに越谷で買ったパン食っといて良かったと嘆息。
秋田までは大曲辺りで目が覚めたぐらいだろうか、目が覚めたら覚めたでボーッと外眺めるかスマフォ見てたりで、なんかよく覚えてない。
で、秋田。
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こういうレベルでこまちをみると親近感湧くねぇ。
ちなみに駅ナカは「あけぼの」一色。まさにFarewell。東京ー高松・出雲市の「サンライズ」的に残してくれればなぁ、と思わないでもないのだが。鉄道で夜移動する、というのはなかなかもって難しくなっている。
DSC_0463 DSC_0473スーパーハヤシ、だと?
秋田で1時間程度待ち時間があって、ようやく弁当が買えた(名前で決めたのは秘密である…)のだが、これが失敗だった。急いでも良いからエキナカでなにか腹に入れておくべきだった。
だって食えないのだよ、車内で。しかも一度ホームに上がってしまうと在来線には待合室などなく、寒風吹きすさぶ中でベンチで弁当食うというのも…(結局は青森で夜にそれをやったのだが(苦笑))
いや、それ以上に列車が混んでてとっとと乗ってしまわないと席が取れなかった。
まぁ、そんなことを思ってた人も多かったのだろう、秋田を出てから申し訳なさそうに立ち客大勢のロングシートで弁当を食べる人が2人居た。俺はやらんが匂いが腹に突き刺さって困った。
てなことで、このへんの写真はない(笑)
15:15ごろ、青森着。乗っていた列車も貨物列車の待避待ちで数分遅れたのだが、それ以上に、太平洋側で「青い森」が大雪と倒木で運休していたのには驚いた。最近、間一髪でとか、ルート選択の都合でやむなく、が事故や運休を避ける形になって結果的に正解になるパターンが多い。旅の神はまだ俺の味方のようだ。
 
青森で大学時代の後輩とお茶。
「クレオパトラ」という新町通りをずんずん歩いた先にある、コービーに砂糖でなく蜂蜜をつけてくれるので有名だという店で、あろうことかスパイスティーか何かを頼んで歓談。
その後、呑みに行くという後輩と別れ、「まちなか温泉」へ。
駅前にネカフェがほぼ皆無という青森で、これのおかげで「はまなす」前にゆっくりできるようになった。
自由席ならともかく、「北海道東日本パス」は指定席も指定席料金追加でOKなので、指定席を取って温泉につかる。上がってからマッサージチェアで全身マッサージを2セット。2車中泊のあとにフィールドワーク的企画なので贅沢を。
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青森駅に戻って、はまなすの着くホームに降りると、これが居た。老兵である。ねぎらいながら写真。
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出て行った後、昼に秋田で買ったハヤシライスをベンチで食べ(笑)、待っていると「はまなす」が威風堂々、10両で入ってきた。寝台増結1両、座席増結2両、だろうか。客車10両っすよ。もう、見られるのはここぐらい。わくわくする。
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しかし、「はまなす」の座席は「ドリームカー」という、一昔前のグリーン車装備で座席間も広いので楽なんだが、と思って指定号車に入ると、あろうことか俺の指定は増結のノーマル座席であった。
(まぁ、札幌まで横に人が来なかったし、函館で周りがけっこう降りたんでむしろくつろげたんだが)

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