2010.07.18 「知らなければ良かったと、一瞬思うことも、ある。 」

あるシンガーさんが亡くなった。特に昔から注目していた、とか、唄が好きでした、とか、そういうわけでもない。
改めて言われてみれば、あ、それ、知ってる、という画像がyoutubeには上がっている。
でも、そのことよりは、私にとっては、Twitterで呟きはじめた、まだフォロワー数も一ケタだった頃にいきなりフォローをしてくれた人、だった。
まあ、だからといってDMのやり取りをしたりするわけでもなく、彼女は私の呟きを見てるのかどうなのか考えることもあまりなく、彼女の呟きを、へぇ、とか、面白いねぇ、とか感じながら、Twitterを徐々に使いこなしていく、という感じだった。
だから、やっぱり同時期に私をフォローしてくれていた彼女のリア友さんのTweetでその事実を知った時に、「えぇ、嘘だろう?」と、ある種のショックに襲われたのも、どちらかというとシンガーとしての才能を惜しむというよりも、話すこともないけれどいつでもそこにいた近所のお姉さんが突然いなくなった、という感触に近かったと思う。
改めて彼女のタイムラインを見返してみたら、当日朝まで発言があった。
そりゃ、何の疑問も持たなかったはずだ。
知らなければ何事もなく、その時見ていたUstreamの中継に笑って、感動していたはずだ。
生きている限り、生の喜びと死の悲しみはついて回る。
でも、少なくとも悲しみは、封印しないとやっていけないことの多い世の中だったりする。
でも、封印したまま、封印したことまで忘れてはいけないんだ、というのを時々こういうことが知らせてくれる。
そんな意味で、Twitterもある意味、属人的な人間くさいメディアなんだなぁ、と思う。見えるって言うのはこういうことも見えるってことなんだと。
ただの一ファンでTwitterでの繋がり以外にはほとんど何もなかった私にはほとんど何もできないのだけれど、ご冥福を・・・。
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4オクターブの歌姫、Hiromi がセリーヌ・ディオンの代役で Krizler&Kompany と共演した貴重映像。
http://bit.ly/b7ned4

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