2008.06.04 「国籍法」

内容はもとより、久々に「違憲判決」が出たことのほうが注目されかねないのはどうかとも思うんですが(苦笑)
しかし、素朴に言って判らないのは、父母の国籍によって全く扱いが違うことと、それを最高裁が「24年前の制定当時には妥当性があったが現在は妥当性がない」という理由で違憲にしたことで。
血統主義の論理を厳密に適用すればどっちが外国人でも認知が条件になるだろうし、そうでなければ婚姻関係が存在するかどうかに関わらず日本人が実子だと届けられていればいいわけで、そこに変決の理由になった「家族生活」とかの条件が入るのが判らない。
まぁ、法的な解釈がわからないのでこれ以上突っ込んでは言えませんが。
保険法の1世紀ぶりの改正もそうだが、憲法がどうのこうという前に改正するものが山のようにあるんじゃないかと思ってしまう。
国籍法の話に戻すと、法的な扱いもそうだが、社会の中でどう、「両親が日本人ではない人」と付き合っていくのか、という問題もあるし、国籍法が変われば解決する問題でないですが、ようやく1歩前進というところなんでしょう。ボールは国会にありますが。
 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です